武蔵野市のリフォーム・リノベーション専門会社、
株式会社ReHomeBase(リホームベース)の山口豊です。
今回は、小平市の戸建て木造住宅のリフォーム事例です。
まずは1FのLDKです。
I型の壁付けキッチンを交換し、内装をリフォームしました。
床はウォールナット調のフロアータイルで仕上げました。
キッチンはシンプルな作りのスタンダードな仕様です。
正面と側面に窓があり、とても明るいキッチンとなっています。
LDKからつながる和室は、建具を開放すると一体的に利用出来ると共に、
お庭に面した奥行きのある空間となっています。
和室は趣のある作りで、
障子は下部分がガラスになっている「雪見障子」です。
最近は新築で和室造作が減っているように思われます。
戸建はもちろん、マンションでは「和室」は特に少ない様に思われます。
「畳の洋室」は、リビングに隣接して作られる事はあると思いますが、
古くからの「和室」の造作は本当に少なくなっていると思います。
リフォームの仕事をしていると、「和室」を壊す事は数多くありますが、
「和室」を作る事は本当に少ないです。
東京での住宅事情では、客間や茶室として利用する「和室」を設けるのは、
実際には難しいと思います。
床の間に掛け軸を飾ったり、季節や時期折々の飾りをするといった風習は、
「和室」の減少と共に減っているのかもしれません。
ただ、リフォームで和室を残して、修復させて頂くと、
仕上がりの新しいい草の香りに、やはり落ち着いた気持ちになります。
玄関から廊下にかけては、内装仕上げのリフォームを行いました。
洗面化粧台は新しいものに交換しました。
シンプルな洗面化粧台です。ホワイトで統一しました。
側面の壁側は、水跳ねを考えてキッチンボードを部分的に貼りました。
内装もホワイトを基調に、床は大理石調のクッションフロアーで仕上げています。
トイレは、ウォシュレットを交換して内装を仕上げました。
こちらの建物は、築年数は経過しておりましたが、元々の作りに随所にこだわりが感じられました。
当時ではまだ普及率の低かったであろう「電動シャッター」が搭載されておりました。
近年では、手動のシャッターを比較的簡単に「電動化」出来る様になり、
便利さや防犯性の高さから、電動シャッターの普及が拡大しています。
古い建物を「最近の新築」に合わせようとリフォーム・リノベーションすると、
ほとんどの部分を改修しなければならない為、大きな費用が掛かります。
「古いけれど良い物」に目を向けて、使えるものは使い、クラシカルな雰囲気も楽しみながら、
費用を掛けないでリフォームするのも、ひとつのリフォームの在り方だと思います。
今回は「古いけど良い物」の多い物件でした。
ご覧頂き有難うございました。