武蔵野市のマンションリノベーションです。
玄関の土間部分は、磨きの仕上げの石材タイルで仕上げました。
玄関框も石材で仕上げました。框用の部材なので、角も程よく面取りされていて良いです。
土間と同じ材を現場加工して納める方法もありますし、類似の石材を工場加工・現場加工して納める
方法もあります。やはり工場加工品が仕上がりがきれいだと思います。
次は洗面室・浴室です。
洗面は耐水仕上げの集成材カウンターで、ベッセル式に洗面器を設置しました。
正面の三面鏡は、実は三面鏡ではありません。中央部分はパイプスペースになっているので、
左右が収納の変形収納です。造作家具で制作してあります。
周辺の壁はボーダーのタイルで仕上げて、床は畳風のフロアタイルで仕上げています。
和風モダンな空間に仕上がっています。
浴室は、出入口を透明ガラス(袖壁付き)にして、ワイドミラーを浴槽脇に設置して洗面空間を映して
奥行き感を出しています。
浴室内には浴室TVと天井スピーカーで、長風呂仕様です。
LDKは、続きの部屋と間仕切り建具で開閉可能にしてあります。
リビングダイニング収納として、対面キッチンのLD側に壁面収納を設置してあります。
上部はホワイト仕上げで、壁面と色を合わせて主張しない仕上げです。
下部は床材と合わせて(この時は床が新しいのでまだ薄い色合いですが)います。
床材は表面がチェリー材の無垢の突板なので、時間と共に深い色合いに変色していきます。
遮音性能は、置床に加えて遮音マットを設置してありますので、遮音フロアーによる沈み込みはありません。
キッチン周辺は、洗面と色違いのボーダータイルで仕上げています。
袖壁もタイルで仕上げて、壁面収納の上に耐水の集成材カウンターをL型に組んであります。
都市のマンションはスペースが限られていて、新築では60~70㎡前後で2LDK+1や3LDKに間取りを組む事が多いと思います。
こちらは元々2LDKのマンションを1LDK+WICにリノベーションして、LDKにゆったりとしたスペースを確保しました。
時間と共に家族構成やライフスタイルも変化していきます。
住まいが古くなった、壊れてしまった、汚れてしまった。
修理・修繕する事は、リフォーム・リノベーションをする上での大きな目的です。
その時々の、それぞれの方の生活に合った住まいに変えて行く。
人に合わせて住まいを変えて行く。
それがリフォーム・リノベーションの、もう一つの役割だと考えています。
ご覧頂きありがとうございました。