武蔵野市のリフォーム会社、リホームベースの山口豊です。
今回は、リフォーム工事の「工事着工から完工まで」の流れをご案内します。
マンションリフォームの場合は、管理組合への「改修工事申請」が必要になります。
組合によっては、「工事着手1か月前厳守」など、厳しく定めている所もあります。
よく、「工事の届けは、改修工事をする工事業者がするものです」というご説明をされる方がいます。
実際には、工事の申請者は管理組合の組合員である「所有者」が、管理組合(ほとんどの場合は、
管理組合理事長宛になっています)に対して申請・届出をするものです。
その「申請書類」の作成と提出を、工事業者は「お手伝いする」というのが基本です。
工事申請が承認された後は、居住者様への告示・ご挨拶をします。
マンションによって、居住者様(ご近隣様)への告示方法には、様々あります。
指定の工事案内を管理人が掲示する場合、工事業者へ工事案内文の掲示を依頼する場合、
工事業者へ指定住戸への個別案内を依頼する場合、等々、マンションごとの管理会社の管理方針で
異なります。
戸建の場合は、注文者がその土地・建物の所有者であれば、特に工事の申請等はありません。
(建築確認申請を必要とする増築・改築工事は別途申請が必要です。)
土地が別の所有者(借地)のものであったり、共有名義になっている場合は、
内容によっては承諾が必要です。
いよいよ工事着工日、工事の進捗は工事内容によりますが、共通するのは「養生」作業です。
これはマンションの廊下・エレベーターの養生です。
引越し作業をするときの物と似ていますね。
工事期間中は、この状態にしておくことが多いです。
こちらの現場は3日~4日で撤去したのですが、長期間に渡る場合は「養生テープ」の貼り跡が
残ってしまう場合もありますので、なるべく粘着の弱いテープを使います。
でも、雨が降ったり風が吹いたりと、養生が剥がれてしまう事もありますので、テープの種類と
貼り方は、数多く現場を経験した今でも、悩ましい所です。
各工程の内容については現場により異なりますので、後々アップして行きたいと思います。
工事期間中、現場の細かい納まり等は作業を進めながら、ご相談もさせて頂きながら、進めて行きます。
住む人(施主様)の考え、現場担当者(設計者・現場管理者)の考え、作り手(職人)の考え。
限られた条件の中で、最善を尽くして現場に挑みます。
現場の職人は、住む人の事を想い仕事をする。プロとして誠実に、住む人と向き合う。
住む人の事を想い、自分の仕事に偽りなく精一杯仕事をすれば、良い住まいが作れる。
私たち職人が現場で培った技術は、住む人を幸せにする技術です。
ご覧頂き有難うございました。